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虫刺され

原因となる虫

  • 蚊、ブユ、アブ、ダニ、ノミ、トコジラミ→吸血
  • ハチ→刺す
  • クモ、ムカデ→咬む
  • 毛虫の一部→有毒毛に触れることで皮膚炎

症状

かゆみや痛みを引き起こします。

虫刺され

かゆみはアレルギー反応で生じます。
刺された直後から赤みやじんましんが生じる即時型アレルギーと、数日後に赤みやブツブツ、水ぶくれが生じる遅発型アレルギーがあります。

特に、ハチに刺されると、30分以内に重篤なアレルギー反応(アナフィラキシーショック)を起こすことがあり、注意が必要です。

痛みは、刺された刺激や、皮膚に注入された刺激物質で生じます。

かゆみや痛みは次第に改善していきますが、ブユに刺されると赤いしこりが長期間残ることもあります。

予防・治療

屋外活動の際は、手足の露出をさけることが大切です。
虫よけや駆虫剤も効果的です。
刺された場合は、冷却し、皮膚科を受診してください。毛虫皮膚炎について詳しくはこちら治療は、ステロイドの塗り薬、抗アレルギー薬の飲み薬を使います。
症状が強い場合は、ステロイドの飲み薬を併用します。

刺された後に、激しいじんましんや呼吸苦などの症状が現れた際は、救急車を呼ぶ必要があります。

毛虫皮膚炎

一部の毛虫は有毒毛を持つ為、触れると赤みとかゆみの強い皮膚炎が見られます。
有毒毛には、毒針毛と毒棘があります。

  • 毒毛針→ドクガ類(ドクガ、チャドクガなど)の幼虫
  • 毒棘→イラガ類(イラガ、ヒロヘリアオイラガなど)の幼虫

ドクガ類の毒針毛は、とても細かく(長さ0.1~0.2 mm)、風に舞うので、触れた自覚がなくても皮膚炎を生じることがあります。

ドクガ類のチャドクガは、チャノキ、ツバキ、サザンカなどのツバキ科の樹木に密集しているので、身近な場所で被害に合いやすいと言えます。
皮膚炎を起こした場合は、粘着テープで皮膚に付着した毒針毛を取り除き、シャワーで洗い流します。
毒は熱に弱いので、50℃以上のお湯で衣類を洗ったり、乾燥機やアイロンを使ったりすると効果的です。かゆくて掻いてしまうと、毒針毛が周囲に拡がってしまいます。

イラガ類は、サクラ、ウメ、カエデ類など多くの樹木で見られ、触れると電気が走ったような激しい痛みと赤みが生じ、数時間で一旦収まりますが、翌日に赤く腫れてかゆみを生じます。
触れた場合は、粘着テープで毒棘を取り除き、シャワーで洗い流します。

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