ニキビ(尋常性ざ瘡)
原因・症状
毛穴に皮脂がたまることで起こります。
最初は、毛穴に皮脂がたまり、面皰ができます(「白にきび」や「黒にきび」)。
そこへアクネ菌の感染で、面皰が炎症を起こすと、赤く腫れ上がり(膿疱性ざ瘡:「赤にきび」)、膿を貯めると黄色く膨らんだ状態(嚢腫)になります。
軽い炎症であれば、炎症の赤みは一時的であり、時間経過で治まっていきます。
重度の炎症を起こしたり、炎症を繰り返したりすると、硬くボコボコした皮膚(瘢痕)が残ってしまいます。
●瘢痕を作ると元には戻らないので、早い段階でニキビを治療していくのが重要です。
治療
にきびの治療は、長期戦です。
当院では、患者様の肌質や生活、ご希望に添った治療法をご提案させていただきます。
まずは保険診療による治療を優先し、ご要望に応じて自由診療をご紹介させていただきます。
◆保険診療
<お薬>
・毛穴のつまりを改善し、面皰を出来にくくする塗り薬(アダパレン、BPOの塗り薬)
・菌の感染をおさえる治療(抗生剤の塗り薬、飲み薬、BPOの塗り薬)
・女性ホルモンの乱れの改善(漢方薬など)
・肌の調子を整えるビタミン剤(ビタミンB2,B6の飲み薬)
・にきび痕(瘢痕)の改善(ステロイドの注射)
・炎症後の色素沈着の改善(ビタミンCの飲み薬)
<処置>
・面皰圧出:膿を排出することで、炎症を早期に治めます。
<日常生活>
・食事内容、睡眠、ストレス軽減
・スキンケア(保湿剤、洗顔方法、化粧品選び)
◆自由診療
・ケミカルピーリング
・トレチノイン
・にきびへのプラセンタ注射