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おむつかぶれ

おむつかぶれとは、おむつが触れている所に出来る皮膚炎です。

おむつかぶれは、赤ちゃん誰もが経験するかと思いますので、こちらの内容が予防法・対処法のお役に立てれば幸いです。

おむつかぶれのサイン

おむつを外した時に、赤み・ブツブツ・ジクジクが出来ている。
おしりを拭くときに痛がる、泣く、機嫌が悪くなる。

原因

  1. 尿や便による汚れ
  2. おむつ自体のこすれ、おしり拭きの刺激
  3. おむつ内部の蒸れ

などが原因となります。

  1. 尿や便による汚れ

    尿はアンモニアを含んでいるので時間が経つとアルカリ性になり、皮膚への刺激を引き起こします。

    便には大腸菌が含まれており、下痢になるとアルカリ性の消化酵素も多量に混ざり、皮膚への刺激が更に強くなるので、短時間であかちゃんのおしりは赤くヒリヒリとしてきます。

    便が緩くなった赤ちゃんの機嫌が悪く、グズグズしてきたら、腹痛以外にもおむつかぶれが原因のこともあります。

  2. おむつ自体のこすれ、おしり拭きの刺激

    サイズの合わないおむつによって、ゴム周りが擦れてかぶれを起こすこともあります。 
    おしり拭きの擦れや、おしり拭きの成分による刺激で接触皮膚炎を起こすことがあります。

  3. おむつ内部の蒸れ

高温多湿の環境や、通気性の悪いおむつを履くことで、蒸れが原因となることもあります。

予防法・治療

おしりを清潔に保つことが大切です。

  1. こまめにおむつ交換をしましょう。
  2. サイズの合ったおむつ・通気性の良いおむつを選びましょう。
  3. 便が緩いときは、便が出たら直ぐに洗浄をしましょう。
  4. 治療は、保湿剤を主体に、必要時に塗り薬も併用していきます。
  • 便が緩い時の洗浄方法
    既に赤くなっている時は、おしりふきやトイレットペーパーで拭くと刺激になって痛がるので、ぬるま湯で洗い流すことをお薦めします。
    シャワー洗浄がベストですが、頻回に浴室へ連れて行くのは大変ですから、ペットボトルに穴を空けて簡易シャワーを作り、おむつ交換時に洗浄するのも良いですよ。砂場遊び用の小さなじょうろも使えます。おしりの下に吸水シートを敷くと便利です。
    洗い流す際は、ぬるま湯が適温です。
    石鹸やボディーソープが刺激になることがありますので、水圧で洗い流し、便の洗い残しのないようにしましょう。
    洗浄後は、おしりを乾かしてから、保湿剤やお薬を塗り、おむつを履かせましょう。濡れている状態でおむつを履かせると、蒸れて、おむつかぶれが悪化する可能性があります。水気を拭き取る際は、ゴシゴシと擦らずにタオルで押さえるようにして、水気を拭き取りましょう。

便が緩い時の頻回のおむつ交換は、とても大変ですが、予め準備を整えて、なるべく簡便な方法で行なっていくと、疲れずに続けられるかなと思います。

  • 保湿剤と塗り薬について

ワセリンで保護膜を作るのがおすすめです。少量のワセリンを薄く塗ればべたつきが気になりません。
症状に応じて、炎症をおさめる塗り薬を使っていきます。

このような時はご受診をおすすめします。

  • 水ぶくれ、じくじく、出血→とびひ(伝染性膿痂疹)かもしれません
  • におい、チーズのような付着物→カンジダ(カビ)による皮膚炎かもしれません。
  • ワセリン保護のみでは、なかなか良くならないとき→炎症をおさめる塗り薬を処方させていただきます。

 少しでもご不安を感じたら、お気軽にご受診くださいませ。

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